ヒトモノラボBLOG

私が整理収納アドバイザーの仕事を始めた理由

  • LINEで送る
沢山いる人の中のひとり

こんにちは、ヒトモノラボの石渡知里です。
今まで「あなたはなぜ整理収納アドバイザーの仕事をしているの?」と聞かれたら私は次のように答えていました。

全ては業務命令から始まった

そもそも整理収納アドバイザー2級の資格は会社の業務命令で取得しました。人材育成に特化した研修を行っている企業に勤めていいたのですが、研修後のフォローとして企業内の環境整備を行いたいと上司から言われました。 中小企業は時代の波に飲み込まれがちです。それは自社も同じ。稼げる内勤になって欲しいと言われました。

最初は断りました。

  • 片付け好きじゃないし、出来れば片付けは一生やりたくない
  • 内勤組には主婦がいるからその人達が取得した方が会社でも家庭でも役立つ
  • 稼ぐとか営業しなきゃいけないからちょっと無理

それでも、若いの2人で行ってこいと言われたので行きました。主婦じゃなく、独女2人に行かせたのは何か訳があるんだろう。会社の意図は分からないけれど。
嫌々講座にいっても身にならないことは分かっていたので、自分なりに講座に出席する理由も見つけました。「花嫁修業」のためだ。世の殿方は片付け出来ない女よりも、片付けできる女の方が結婚したいだろう。そう言い聞かせて講座に出かけた。

講座に出たら、お金を取って仕事をするには整理収納アドバイザー1級を取る必要があると言われたので1級もそのまま取りました。

ここまでが資格を取得するまでのストーリー。ここには整理収納アドバイザーという仕事をする理由は一切含まれていない。

不満しかない働き方に終止符を打つ

自分で自分のことが良く分からないと思うことがある。
私は会社で仕事をして数年たつと不満がふつふつと湧いてきてしまう性分だ。これは止められない。止めようと思って口から出さないようにしていたら、不満という毒が体中をめぐり、仕事をする気力を奪ってしまった。

会社で仕事をするということは、会社にある数ある仕事の1つを任されるということだ。私は経理だったのでお金に関することは自分の担当だ。でも他の事はあまりやらない。
ここに物足りなさを感じることがあった。私がいた会社は中小企業なので通常の経理業務以外の事も沢山経験させてもらったはずだ。それでも物足りないというのだから非常にわがままだ(笑)

でも実力がないのは分かっているからこそやりたいと言えなかった。会社に所属して仕事をするというのは何か良い結果を出す必要があると感じていた。それは出来ないと分かっていたから「不満」という形で自分の中に蓄積していった。
(よく考えたらこれは不満というより矛盾)

フリーランスになったら会社の仕事のすべてを自分がやる必要がある。今ある自分のわがまま、自分の不満を満たすことが出来ると感じた。だから整理収納アドバイザーという職業を始めることにした。

自分でホームページを作ってみたり、SNSの運用をしてみたり、ブログを書いてみたり、チラシを作ってみたり、講座をやってお客さんと触れ合ってみたり…
色々やってみた。
自分の脳内がぐっちゃぐちゃになった。次のタスクが何なのか分からなくなった。
結果が出ないことがほとんどだけれど楽しかった。全然儲からないけど面白いと感じることは沢山あった。

これが私が整理収納アドバイザーという仕事を始めた理由だ。

副業フリーランスの副産物

分業のメリット

フリーランスの大変さを体感し、自分の未熟さを実感した。
それと同時に会社というシステムの凄さに気付かされた。頭ではわかっていたけれど体感すると会社というものへのありがたみが全然違う。

分業するからこそ自分の役割について考える時間が取れる。効率化を考えられる。会社とは最も業務効率がよくなるように考えられたシステムなのだと感じた。
実際は効率が悪くなるようなシステムの組織もあるのだけど、それはそれで滅びればいいと思っているのでそこには言及しない。

モノの見方が変わる

今までに比べてモノの見方が複数ある感覚がある。不満が湧くのは止まらないのだけど、モノの見方が沢山あるので不満の泡が膨らまずに小さい状態で収まる。

モノの見方が変わるというよりもう一つ目を持ったという方が正しいかもしれない。会社の中で働く人の視点と、会社を経営する人の視点。会社員思考とフリーランス思考。なんかそういう正反対の自分が自分の中にいる。

最近は「自分の常識は他人の非常識」だという感覚が強くなってきた。人の感じ方は人それぞれで、それを完全に理解しようというのは不可能だ。だからコミュニケーションをとって相手が何を重要だと思っているのか知ろうとする。
お互いに何を重要だと思っているのか知ろうとすることが不満の泡を大きくせずに済むような気がしてる。気がしているだけだけど。

興味が無かったら仕事にしていない

私は時と場合によって「片付けにはあんまり興味がない」と答えている。
片付け得意ではないし、整理収納アドバイザーという仕事をしていても片づけを誰かにやってもらいたいと思っているので、整理収納アドバイザーとして仕事をしている人たちの中では興味がない方だと思う。これは嘘ではない。

でも、フリーランスの仕事として整理収納アドバイザーの仕事を選択したのは多少なりとも興味があったからだと思う。
私が整理収納アドバイザーの理論の中で興味があるのは…
これは長くなりそうなので、また明日。
これだけ長く文字を打ち込んだのに、自分が整理収納アドバイザーの仕事をやりはじめた理由にたどり着かないのは、脳内の整理が足りていないからだなぁと思う。

あなたはなぜ今の仕事に就こうと思いましたか?

  • LINEで送る