こんにちは。
人とモノの関係をよりよくする・ヒトモノラボの石渡知里です。
昨日はわけるくん大研究会に参加してきました。
スタッフとして発表者としてドキドキしたな。でもわけるくんの凄さとか、奥深さを感じられる3時間となりました。
10ある内容を8だけ話す
個人的には前半の研究員の事例発表の後の質問コーナーで質問がバンバン出てくれたのはとても嬉しかったです。そして大学の研究室の中ボスが言っていた「質問がでるように発表するのがプロよ」と言っていたのを思い出しました。
この2年間わけるくん研究会に参加していた者としては、発表されている内容の裏にはもっとこんな面白い事があるのに…。という、ヤキモキした気持ちをリハーサルの時から感じていました。
でも、時間内に沢山の事例を紹介しようとするとこうなっちゃうよね…。と、自分を納得させたりもしていました。シカタナイ、シカタナイ…
しかし、本番の状況を見て自分のヤキモキした気持ちはは間違いだったことに気付きました。参加者が沢山質問してくれたおかげで、事例の裏側をちゃんと表に出してくれたのです。そうすると、事例発表にとても厚みが出ます。
大学の研究室の中ボス曰く…
発表時間20分、質疑応答10分だとしたら、発表時間20分では全部を話さないようにして、質問をしたくなるような隙間をあけておく。そうすることで質疑応答の時間にくる質問は自分が想定できる質問が来るからちゃんと答えられる。
10ある内容を10話してしまうと、質問は自分がまだやっていない範囲に質問が及ぶ。そうすると質問に答えられなくて苦しくなる。高等技術だけどね。ボスたちはやってるよ。
…もう10年前の記憶なので曖昧だけれど、こんなことを言っていたと思います。
なんか急にこの話を思い出したんですよね。
よく講座終わりに質疑応答の時間があるのだけど、質問が出ない事があります。それを回避する方法がここにあったかと自分の中で腑に落ちた瞬間でした。
まぁ研究者の研究発表と講座では違うことの方が多いけど、活用はできるよね~と思ってます。
そんなわけで、ちょっと違う角度からわけるくん大研究会の様子をお伝えしました。
通常のわけるくん研究会は2ヶ月に1度開催しています。
わけるくんインストラクターの方は体験参加ができるのでぜひのぞいてみてくださいね~。
次回のわけるくん研究会は4月18日(土)です!
補足…研究室の中ボスとは
急に出てきた大学の研究室の中ボスとは何者かといいますと、以下の図のような立場の人です。ボスは教授部屋があり普段は研究室にいないので、中ボスが研究室にいる人の管理とか指導とかしていました。
ちなみに学会で研究発表とかポスター発表をするのは先パイ以上の人たちです。運がよければ4年生で学会に行く機会があるかもしれないですね。
研究室によっていろいろでしょうけどね。