ヒトモノラボBLOG

誰かの片付けスイッチを押す仕事

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こんにちは。
人とモノの関係をよりよくする・ヒトモノラボの石渡知里です。

本日カタフェスを開催しました。
※カタフェス=片付けフェスティバルの略

初めてカタフェスに参加する方2名、整理収納アドバイザーの方2名の計4名の方に参加していただきました。ありがたや~

前半20分はこんなモノを手放してくださいねという事例コーナー。
後半40分は黙々と整理をする集中コーナー。
整理をする時にこれどうしよう…と思うモノは主催者に質問できるシステムなのですが、今回参加された4名の方は全員超集中型で質問ゼロ。

この集中してモノと向き合うという時間がとても大切だと思うの。
誰にも邪魔されず、自分の判断で残すモノを決める。

暮らしの中でこういう時間ってなかなか取れないよな~と、開催している私もこっそり整理をしていました(笑)

存在を忘れていたモノ達がいた

つい暮らしが忙しくて、仕事が忙しくて、楽しいことが忙しくて、モノの存在を忘れてしまうことがある。

エントリーNo.1 予備の裁ちばさみ

この子達のストーリーはこうだ。

小学校5年生から家庭科の授業が始まる。
裁縫セットを学校で購入するのだが、すでに所有している物があれば購入する必要はないとのアナウンスがあった。

我が家には裁縫で使うはさみがそろっていたので購入しなかった。
この写真のはさみは母からもらったモノではあるが、母は使用している裁ちばさみを持っていたので私に渡してくれたこれらのはさみは予備で持っていたものなのだろう。

とても錆びている。
これは20年前の時と大して変わっていない。実は当時から布や糸が切りにくいと感じることがあった。

裁縫道具を購入してから10年程経った時、私は服飾の専門学校にダブルスクールで通うことになった。
もちろん道具はまるっとセットで購入した。この時は小学校の頃と違い選択購入権はなかった。

新品の裁ちばさみを手に入れた。
…切りやすい。新品万歳。

それからこの裁ちばさみは使わなくなった。
裁縫道具セットの中には入れてあったので視界の片隅には映っていたのだけれど見なかったことにしていた。

今日は私の手元に来てから20年。後半の10年は無視し続けられた裁ちばさみ達と向き合うことになった。
予定ではこの3つのはさみは研屋に出してメンテナンスをしてもらおうと思っている。

エントリーNo.2 ストックのボールペン替え芯

この子たちのストーリはこうだ。

私はカタフェスのBlogを書いている。ふと目に入ったのがボールペンと書かれた引き出しにぎゅうぎゅうに詰め込まれたモノ。
そう、たった今気が付いた。

ここには主にフリクションとジェットストリームの替え芯が入っている。
私が愛するボールペン2大ブランドだ。

フリクションは3色ボールペンをよく使っていたのだが、すぐにインクがなくなる。
仕方がない。フリクションはボールペンと言うより、SARASAのようなゲルインクボールペンだ。あのタイプは書き味は良いがインクの減りは早い。

予備の替え芯を1本持っているくらいでは足りず「最近買えたばかりなのにもうインク切れか…」ということが何度かあった。
それ以来フリクションボールペンの替え芯は複数本購入することにしていた。

またジェットストリームに関しては淡色ボールペン、3色ボールペン、LAMY4色ボールペンの替え芯として…
こうやって文字に起こしてみるとかなりの本数持っていたようだ。
会社に置いておく用、自宅の机用、持ち歩き用。全部ジェットストリームだ。だからそれなりに替え芯を持っておく必要があった。

しかしここ数年ペンで紙に書くという動作をしていないのだと気づいた。
iPadにapple pencilでノートを書く機会が多くなったようだ。
手書きのメモをスキャンしてPDF保存するよりは、iPadのアプリに書いてPDF保存する方が電車等で移動中でも作業できるからだ。

あぁ、この替え芯の山どうする?
インクが固まる前に使い切る努力をしようと思う。

何気ない暮らしに気付きを与えてくれるのが整理の力だと思う。

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