こんにちは、ヒトモノラボの石渡知里です。
この記事は「押入れのモノを全部出すのが怖い人」に向けて書いています。
現状を受け止めるのってちょっと怖いなと思ったり、嫌だなぁと感じたりしたことありますか?その気持ち良く分かります。分かりますが、現在地を確認してから進まないとどこに向かえば良いのか?状態が良くなったのか、悪くなったのか?分からない事だらけになってしまうのです。今回は現状把握をしてから片付けに取り組んだ方が良いよ的な話をしようと思います。
私以外皆敵
ワタシイガイミンナテキ。片付けでは自分以外、全員敵に見えることもあります。自分がやったことだけは自分で認めてあげられるように準備が必要です。その準備が現状把握です。
50m走に例えてみる
50m走ってやったことありますか?私の世代では小学校・中学校では必須という感じでした。私は鈍足だったので最高に良かった時の記録で8秒9です。それ以上速くは走れる気がしないなと思った記憶があります。毎年、毎年、記録を取るので鈍足の私でも前年よりは良いタイムを出したいと思って足を動かしました。
そう、ここが大事。鈍足だろうと俊足だろうと記録が出ているのです。その数字が一般的に遅いと評価されていたとしても、数字が出ていれば去年の自分より速く走ってみようということくらいは出来ます。
この“数字”が50m走における現状把握ですね。
周りが遅いと言おうと、頑張っていると言おうと変わらない数字です。
自分の考えやすいもので例えてみる
50m走は走ったことないから分からない、又は思い出したくないという人もいると思います。そんな人は自分が考えやすいジャンルに例えてください。
例えば勉強。テストをすれば“点数”という自分の現在の実力を数値化したものが出ます。又は成績という形で評価されることで自分の実力が数値化されます。
スポーツで大会に出れば、優勝、3位、〇回戦出場とか自分の大体の実力が把握できます。
あとは、何があるでしょうか?私の経験値が不足していて他の例が出て来ませんが、誰もが自分の実力や現状を客観的に見たことがあると思います。それがあることで頑張れたり、頑張れなかったりしたことがあると思うのです。
整理収納で例えてみる
まず今持っているモノを床に広げて写真に収める。これが一番やりやすい現状把握の方法ではないでしょうか?記憶は薄れますが記録は薄れません。事実のみ写真に収められます。雑誌やテレビのBeforeの状態です。
時間に余裕のある人は数を数えたり、時間を計ったり数値化にチャレンジするのも良いと思います。Before→Afterが数字で表現されればより分かりやすいですね。
全員敵四面楚歌
整理収納アドバイザーは、現状モノが多いなぁとか、使っていないモノが多いなぁと思っている人には今よりもモノを減らしていくことをオススメすることがあります。
その時に大切になるのは今よりもモノを増やさないこと。この“今”の量が把握出来ていないと1ヶ月後に増えたのか、減ったのか?分からないのです。喜べばいいのか、残念な気持ちになればいいのか?分からないと言うことです。分からないと不安になるので誰かに聞きます。自分以外の家族や友達に聞きます。その時、その人は何と答えるでしょうか?
それで捨てたって言えるの?
あんまり変わってなくない?
もっとここを綺麗にした方がいいよ!
その一言で折角やる気が起きた心の芽をつまみとってしまってはもったいない!!褒めて欲しい、認めて欲しいという私の気持ちなんか知らない他人は率直な感想を述べてきます。
それでも諦めず自分のペースで片付けをするために現状の状態を記録することを強くオススメします。たったこれだけで片付けをしたい気持ちが継続するならやらない手はありませんね!出来そうなことからやってみてくださいね。